鹿児島・奄美市でグラフィックデザイン事業などを手がけているアビコムデザイン合同会社(本社:鹿児島県奄美市、代表社員:迫田真吾)は3月21日(水)、本場大島紬の伝統柄を、ご当地マスキングテープ「紬Classicマスキングテープ」として発売します。

NHK大河ドラマ「西郷どん」で注目を集めている奄美大島にゆかりのある西郷隆盛にちなんだ西郷柄をはじめとして、龍郷(たつごう)柄、秋名(あきな)バラ柄の全3柄5種類。奄美大島内のお土産ショップにおいて、3月中旬を目処に先行発売予定です。

▼「紬Classic(つむぎくらしっく)マスキングテープ」商品販売ページ:
https://abcom.theshop.jp/

高価な大島紬のエッセンスを込めた気軽に買えるアイテムを開発

ご当地マスキングテープ「紬Classicマスキングテープ」は、奄美大島に観光に訪れる女性をターゲットにしたお土産グッズです。伝統工芸の本場奄美大島紬を知っていただくため、女性に人気のマスキングテープを活用。

豊富なバリエーションをそろえ、高価な大島紬製品はなかなか手にすることができないという方にも、気軽に購入できるアイテムとして商品化しました。

西郷柄は奄美大島にゆかりのある西郷隆盛にちなんで命名されたもので、ご当地マスキングテープとして商品化されるのは初めてのことです。

紬Classicマスキングテープの商品概要

  • 商品名:紬Classicマスキングテープ
  • 柄及びカラー展開:西郷柄(黒)、龍郷柄(赤・黄)、秋名バラ柄(赤・青)
  • 価格:オープン価格
  • 素材:和紙、粘着剤
  • サイズ:15mm×5m
  • 商品販売ページ:https://abcom.theshop.jp/
    発売日:2018年3月21日(水)

各柄の説明(諸説あり)

龍郷柄は本場大島紬の中でも特に代表的な柄。蘇鉄(ソテツ)の葉や毒蛇ハブの背模様など、奄美の自然を元に図案化されたと言われています。

秋名バラ柄はサンバラというザルの網目を図案化されたと言われている柄。「バラ」は琉球語でザルを意味します。

西郷柄は男物として好まれてきた柄。奄美大島に縁のある西郷隆盛の名が付いています。集落ごとに様々な柄が生み出されました。

生産が落ち込む大島紬を多くの人に知ってもらいたい

ご当地マスキングテープ「紬Classicマスキングテープ」を開発した経緯としては、一つにはNHK大河ドラマ「西郷どん」が放送されていることにより、西郷隆盛が関連する地域に注目が集まっていることにあります。奄美大島は、西郷隆盛が一時期暮らしていたことで有名な、ゆかりのある島です。そこで西郷隆盛に関連する西郷柄をモチーフに商品化しました。

昨今、奄美大島は若い世代を含めた観光客が増えてきていますが、地域のお土産店などでは、それに見合った経済効果が感じられないという声が上がっていました。そこで若い世代、特に女性の購買意欲をそそるような商品の開発に着手。

さらに、大島紬の生産が落ち込んでいることへのカンフル剤にしたいという思いもあります。奄美大島での大島紬の生産反数は戦後のピークだった1972年の28万4,278反から、2017年には約1.6%の4,402反にまで減少しています。そこで、若い世代に本場奄美大島紬を知ってもらうために、手軽に買えるマスキングテープにその柄をあしらうことにしました。

アビコムデザインでは、2017年11月に大島紬の伝統柄をモチーフにしたカラフルなマスキングテープを商品化。今年2月20日に龍郷柄、同26日に秋名バラ柄と次々に新色を追加してきました。そして今回、クラシカルなシリーズとして西郷柄を含む全3柄5種類をお届けします。